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御挨拶


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「ふじのくに」静岡県はその名の通り富士山があり、また駿河湾をはじめとする自然が豊かで風光明媚な県です。自然の恵みである山海の幸や温泉、更に世界遺産「富士山—信仰の対象と芸術の源泉」は本県の自慢ですが、その自然は、プレートのせめぎ合いの結果、できた事はご存知の通りです。その産物を利用して上記のような文化的・産業的価値を生み出しつつも、もう一つの産物である駿河・南海トラフと相模トラフ沿いで発生する巨大地震・大津波や富士山噴火などのリスクと共生している事は、本県の大きな特徴です。「地震予知」部門は、本県のリスク軽減のために、大地の動きを把握し将来への見通しを立てるという目的を持って、地震予知研究に加え、富士山や大津波の研究を行っていきます。

また本部門では、最新研究を実施しているからこそできる、防災施策への提言や防災知識の普及も進めていきます。例えば、将来の静岡県を担う県立大生に対する授業や、県民向けの社会教育では、最新の知見に基づき自然現象を正しく理解できる学生や県民が一人でも多くなる事が災害軽減の基本と考えて、その正しい理解を如何に防災へ活用するかを伝えていきます。特に、新型コロナウイルスの感染が広がる中、自然災害に見舞われる複合災害の危険性が高まっているとして、事前の備えが呼び掛けられています。このような要請に答えるためにも正しい知識の普及が必要ですので、今まで以上に防災教育を進めていきます。

巨大地震・大津波や富士山噴火などのリスクとうまく付き合うための学術的基盤作りを通して、静岡県の更なる発展に貢献する所存ですので、一層のご支援とご協力を賜りますよう何卒お願い申し上げます。

2020年6月11日
地震予知部門総括 特任准教授 楠城一嘉