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ニュース:米国の電力網の回復力をテストする大規模な演習、11月に実施

米国の電力網のテロや自然災害に対する回復力の大規模なテストが11月に行われることが明らかになった。演習はGridEx2と呼ばれ、メキシコ、カナダ両政府と150以上の官民機関が参加し、大規模な停電への政府の対応を訓練する。(2013年8月21日)

ニュース:イリノイ州の動物園で鳥インフルエンザを想定した演習実施

20日から22日にかけて、イリノイ州の8つの動物園と水族館で米農務省、国務省、その他の政府機関が協力して、主に緊急時のコミュニケーションの円滑化をテストする演習が行われた。自然災害や疾病の急激な蔓延が懸念される中、希少種の動物が関係機関間のコミュニケーション不足のせいで必要なく殺処分されることのないように、同州では近年、頻繁に演習を行っている。(2013年8月21日)

ニュース:2013年度上半期、災害による被害額16%減

保健会社、スイスリ社は、ヨーロッパで6月に起こった大規模な洪水にも関わらず、自然災害および人為的災害による被害額は2013年上半期には16%減少して560億ドルとなったと発表した。(2013年8月21日)

ニュース:DHSサイバーセキュリティ部門責任者を民間から起用

オバマ大統領は、サイバーセキュリティ大手マカフィー社のフィリス・シュネック副社長を、国土安全保障省のサイバーセキュリティ担当副次官に指名した。同氏は今後、米国のネットワークを内外のハッカーから保護するために指導的役割を果たすこととなる。(2013年8月19日)

ニュース:全米の核施設はテロ攻撃にいまだ脆弱―テキサス大学報告書発表

テキサス大学リンドン・B・ジョンソン公共政策学院核拡散防止プロジェクトが発表した報告書によると、全米107の核施設のうち、強力な(”high-force”)テロ攻撃に耐えうる施設は1つもなく、核燃料の盗難や妨害工作に対してすら脆弱なものもあると報告している。全ての核施設に均一な設計基準脅威(DBT)が施行されることを、同報告書は推奨している。この研究は米国防総省の要望に応えて実施された。(2013年8月15日)

ニュース:英政府、新たなサイバーセキュリティ戦略を実施

英国政府は近年のサイバー攻撃の増加を受けて新たなサイバーセキュリティ戦略を実施、民間セクターと協力してサイバー攻撃に対応する情報を提供していくことを発表した。(2013年8月13日)

ニュース:化学施設の安全性に関する大統領令

化学施設の安全とセキュリティ改善のための大統領令が発令された。政府機関は、最善慣行のテストを行う地域ごとの試験プログラムを策定し、危険性の高い化学施設に関する情報を国土安全保障省が入手する方法を定める。(2013年8月1日)

ニュース:高層建築予定地の下に断層との指摘

カリフォルニア州の地層学者が、ロサンゼルス市議会が先週承認した高層ビルプロジェクトの真下にハリウッド断層が走っていると指摘した。これはハリウッドで最高層となる2つのビルを含むもので、今回の指摘を契機に、この地区では市が現在要求している以上の耐震性テストが必要なのではないかという声が上がっている。(2013年8月1日)

ニュース:米の核施設、安全性テストに不合格

1月にエネルギー省保健安全局が行った、兵器級の核物質を保管する施設における安全テストで、サヴァンナ・リバー・サイトが不合格となったことが明らかとなった。テロリストが核物質を入手する目的で侵入するという模擬テストが行われた結果、入手に成功したと判定された模様。テストの詳細な結果は安全保障上の理由から明らかにされていない。(2013年7月25日)

新技術情報:MITが効率的な充電型フロー電池を考案

MITの研究所は、充電可能なフロー電池の新デザインを考案した。従来の薄膜技術を用いたデザインは、非効率的で実用化が難しかったが、新デザインでは1キロワット時あたり100ドルという低コストが実現でき、風力、太陽光発電などの再生可能エネルギーの蓄電用にも期待される。(2013年8月23日)
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新技術情報:緑茶と塩を使った抗菌コーティングを開発―米ノースウェスタン大学

イリノイ州ノースウェスタン大学の研究者チームが、緑茶や赤ワインに含まれるポリフェノールの粉末と塩を利用して、瞬時に透明の抗菌コーティングを作る方法を開発した。このコーティングは瞬時に殺菌を行い、抗酸化作用を持つが、毒性はない。ポリフェノールのもつ粘性のおかげでいかなる物質の表面にもコーティングが可能で安価なため、医療、食品生産、浄水その他、多くの活用法が考えられる。(2013年8月22日)
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新技術情報:災害現場で活躍するRoboSimian、初公開

災害現場で捜索救助活動に役立つロボットの性能を競う「DARPAロボティクス・チャレンジ」に参加する、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)とスタンフォード大学の共同チームが開発中の、テナガザル型ロボットRoboSimianの動画が初めて公開された。(2013年8月22日)
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新技術情報:脳内出血を安全に取り除く技術を開発-米ヴァンダービルト大学

ヴァンダービルト大学(テネシー州ナッシュビル)の研究チームが、脳内出血を安全に最小侵襲で行う機械を開発した。従来、脳内の出血を取り除くには頭骸骨に穴を開ける手術がもっとも根本的な処置だったが、高リスクなため、抗炎症薬を注入して予後をみることが主に行われてきた。今回開発された方法は、チューブの中にチューブを入れた形の、1/12インチ(2.1ミリ)以下の極細チューブをロボット制御で挿入することで、出血の92%を安全に取り除くことに成功している。(2013年8月8日)
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新技術情報:火災の起こっている建物内部の様子を3Dで再現

カリフォルニア大学サンディエゴ校の協調ロボット工学研究所では、小型のセグウェイのような無人車両を利用して、火災の起こった建物内部の3D映像を迅速に再現する映像処理技術を開発した。その場で活用できる3D地図や温度のデータを消防士に提供することで、状況を判断し、消防と救助活動の計画作成を支援する。(2013年8月7日)
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新技術情報:水もはじくコーティング剤、透明で耐久性も高いものに改良

ハーバード大学の生物学的工学部のチームは、人工のコーティング剤としてはもっとも滑らかな表面が得られるSlippery Liquid-Infused Porous Surfaces (SLIPS)を2012年に開発したが、今回、その透明さと耐久性をさらに高めたと発表した。水をはじくので表面の氷結を防ぎ、電線、航空機、冷却装置などに霜がつかないようにすることが可能だ。(2013年8月2日)
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出版情報:米国科学アカデミー医学研究所『一般市民を大規模災害計画と意思決定に従事させる:ワークショップ概要』

一般市民が災害政策の意思決定過程に参加することで、災害計画の正当性が増し、一般市民の間の誤解、偏見、意見の不一致が見られる分野などが判明する。政策決定者は一般市民を計画の過程に参加させることで、多くの市民に影響を与える問題に焦点を当て、より現実的かつ実現可能な災害計画をたてることが可能となる。(米国科学アカデミー医学研究所、2013年8月23日発行、71ページ)

会議情報:CSIS会議『回復力のある文化を構築する:災害復興と災害への備えにおける前向きな考え方』

国土安全保障省、FEMAとCSISの専門家がパネリストとして参加、災害に対していかに回復力のあるコミュニティを構築するかについてのブリーフィングを行った。(2013年8月22日、1時間10分)
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番組情報:CSPAN番組 『災害からの復興と災害への備え』

国土安全保障省とFEMAの担当者の災害復興と備えに関する議論。コミュニケーションの改善、予算の割り当て、被害者への支援などの話題が話し合われた。(2013年8月22日、1時間10分)
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出版情報:ハリケーン・サンディ復興タスクフォース『ハリケーン・サンディ復興戦略:より強いコミュニティ、回復力のある地域』

極端な気候による危険性に直面している全米のコミュニティのモデルとなる復興戦略として69の推奨策を挙げる。その大半はすでに着手されており、被害にあった住宅の所有者が復旧作業を行い、地域経済を活性化させ、コミュニティ全体が将来の風水害への対応を改善する手助けとなる。(2013年8 月19日発行、200ページ)
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公聴会:サイバーセキュリティ、インフラ保護、セキュリティ技術に関する小委員会公聴会『報告されていなかったウェスト化学工場の存在。特定されていない化学施設の問題』

テキサス州ウェストの化学工場爆発事故によって、危険物を扱う化学施設の把握と検査が問題点として浮かび上がった。同工場は国土安全保障省の化学施設対テロ基準(CFATS)プログラムに登録されておらず、国土安全保障省はその存在に気づいていなかった。政府監査院がCFATS導入の進捗状況を報告した。(2013年8月2日)
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出版情報:GAO報告書『重要インフラ保護 国土安全保障省は化学施設のリスク評価とアウトリーチ活動を改善する必要がある』

国土安全保障省では高リスクの化学施設をリスク別に分類し、施設の安全計画を承認の上で立ち入り検査を行っている。GAOではリスク分類の方法、施設の安全計画審査の過程、施設へのアウトリーチ活動(支援を受けるようにとの働きかけ)などに関する調査を行い、その適切さを評価した。(政府監査院、2013年8月1日発行、22ページ)
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出版情報:GAO報告書『重要インフラ保護 国土安全保障省は地域回復力評価プログラム(RRAP)の管理を強化すべきだ』

2009年以降、国土安全保障省は重要インフラの地域的な回復力の評価を行う任意参加プログラムである、地域回復力評価プログラム(RRAP)を実施している。これは各地域が状況の変化、災害に備え、被害から迅速に復旧する能力を分析するものである。GAOではプログラムの管理状況の評価を行う依頼を受け、RRAPプロジェクトの場所を特定するための基準の開発、RRAPプロジェクトを実施するにあたって州政府との連携、重要インフラ運営者との情報共有、RRAPプロジェクトに関する結果の計測について評価を行った。(政府監査院、2013年7月30日発行、47ページ)
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