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「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」への取り組み(センター長、特任教授 濱下武志)


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4月5日 センター長、特任教授 濱下武志
現在、静岡県立大学では、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な世界を実現するための2030年までの国際目標について、本学(大学、短期大学部)の取り組みを推進していくため、2019年11月28日に『静岡県立大学 SDGs宣言』を行い、全学的な取り組みを進めている。グローバル地域センターにおいても、このSDGs(持続可能な開発目標Sustainable Development Goals: SDGs)について、大学並びに静岡県の共通の目標のもとに積極的に取り組みを進めていく。
(関連リンク)静岡県立大学公式ホームページ:https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/guide/feature/sdgs/(外部サイトへリンク)

持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)は、2001年に策定されたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)の後継として国連で定められた、2016年から2030年までの国際的な協同目標であり、MDGsでは残された保健、教育などの課題や、近年新たに顕在化した環境、格差拡大などの課題に対応すべく、新たに17ゴール・169ターゲットからなる持続可能な開発目標を策定したものであり、7回に及ぶ政府間交渉を経て、2015年8月に実質合意された。持続可能な世界を実現し、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っている。
 
以下に、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための 2030アジェンダ 」の17目標を掲げる。
目標1.あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
目標2.飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する。
目標3.あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
目標4.すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する。
目標5.ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。
目標6.すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
目標7.すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
目標8.包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
目標9.強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及び イノベーションの推進を図る。
目標10.各国内及び各国間の不平等を是正する。
目標11.包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
目標12.持続可能な生産消費形態を確保する。
目標13.気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。*
目標14.持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
目標15.陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。
目標16.持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法への アクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制 度を構築する。
目標17.持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
*国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う基本的な国際的、政府間対話の場であると認識している。

県大グローバル地域センターにおいてもこの主旨を受け止め、可能な範囲で重点的に取り組み、特に、アジェンダ4,5,6,8,11,12,13,14の各項目に関連する課題については、地域研究ならびに地域間ネットワークの経験や蓄積をもとに、アジアならびにグローバルな視野から積極的に調査研究項目に組み込んでいきたい。

2021年度の初めに際し、静岡県立大学グローバル地域センターは、これまでの蓄積を踏まえ、グローバリゼーションにより激変する世界の中で、21世紀アジアのグローバル・ネットワークの形成に向けた調査研究をこれからも継続して深めていく。アジアの社会経済、歴史文化に対して新たにグローバルな視点から、そして静岡という地域の視点から、さらに2022年に40周年を迎える長期の交流蓄積を持つ静岡県と浙江省との地域間交流をさらに多様に発展させるべく、学術・文化交流を中心としながらより多様なアジア地域間ネットワーク形成の課題に取り組んでいく計画である。