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2020年


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中華世界を読む
奈倉京子

東方書店
2020年4月
ISBN9784497220103
価格 2,640円


本書は、2019年7月14日に開催されたシンポジウム、「中華世界―その統合と分裂の諸相」(主催:静岡県立大学グローバル地域センター、於静岡県男女共同参画センター「あざれあ」)の成果に基づき、「中華世界」とはなにか、その輪郭を描くものである。
「一帯一路」構想に顕著なように、国家としての中国を中心に、政治的・経済的に統合しようとする側面がある一方で、台湾が東南アジアとの結びつきを強めることで台湾独自の「中華」を志向するなど、分裂が際立つ側面もある。雲南省の回族の歴史を振り返ると、中国内部で中国との距離の取り方を模索する様子がみえ、香港・台湾・マレーシアなどへと拡大していく「華語語系文学」の議論からは、中華世界の統合に近づいたり分裂に傾いたりする様子がわかる。華僑華人のネットワークも、一方では中国の故郷と深く結びつく統合の側面があり、一方では居住地をハブとして故郷からさらに遠くへと拡散してゆく側面もある。
「中華世界」は、立場によって、いぜんとして序列的な「文化中国」的世界に見えることもあれば、国民国家・中国を離れたところで展開される世界が現れることもある。本書を通して、グローバル化の民族、都市、地域に与える影響を学びながら、多様な「中華世界」を想像していただきたい。

東方書店のウェブサイト

https://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4497220103&bookType=jp

フテンマ戦記
基地返還が迷走し続ける本当の理由
小川和久

書籍「フテンマ戦記」

文藝春秋
2020年3月
ISBN 978-4-16-391181-6
価格 1,800円(+税)

返還合意から24年、普天間基地問題はなぜ迷走し続けるのか。本書の目的は、その原因を国民の前に明らかにし、心ある政治家、官僚をはじめとする関係者に、普天間問題の軌道修正と日本の民主主義の健全化を図ってもらうところにある。民間人の立場で普天間問題に関わることになり、歴代政権の間近で混迷を見続けた軍事アナリスト・小川和久の回想録。